くわだてありき

吹奏楽とかアトマネとか高架下とかのはなしをしてます。

韓国の軍楽隊はアイドル人気を味方につけている

 今回はちょっと短い記事です。

 

 約30年ほどの人生、およそアイドルというものに縁のないまま生きてきました。中高生の頃は吹奏楽部に明け暮れてましたしね。同級生に熱烈なモー娘。ファンがいたことは覚えてますが、自分ごととしてアイドルに興味を持ったことはこれまで一度もなかったのです。

 しかしこの前、ちょっと古い記事ですが、こんなブログを見かけてびっくりしました。

syukakusha.com

 お隣の国には軍隊があり、軍隊があるってことは軍楽隊も存在します。現在のルールでは、成人した男子はもれなく最低1年9ヶ月の兵役が義務付けられています。ひとむかし前、大会社の御曹司やアイドルが、この兵役をなんとか回避しようといろいろな画策をし、バッシングされるなどの報道もありました。

 しかし近年、どうやら国内外の情勢の変化にともない風向きが変わって、進んで兵役につく青年の数は増加傾向にあります。

 たとえば人気アイドルグループ東方神起のユンホ(ユノ)は2015年7月に芸能生活を中断して兵役につき(2017年4月に復帰)、第26師団軍楽隊に所属。そう、ただの兵士ではなく、これまで培った音楽の才能を活かすために、軍楽隊を志望したのだとか。ちなみに打楽器の担当だったとのこと。

korepo.com

 上記サイトなどによると、韓国軍楽隊にはA~C級の等級があり、A級軍楽隊は音楽大学出身者などで構成され、編成も大きい(50人前後)が、C級はいわば地方の連隊所属であり、その年の入隊者の中から志願制で軍楽隊所属者を決定するといいます。
 彼は軍楽隊の中で演奏任務を果たすだけではなく、隊の中でバンドを結成し、東方神起のヒット曲などを対外演奏の場で披露することも。そこには彼をお目当てに、東方神起グッズに身を固めたご婦人たちが群がるってわけです。
 日本の自衛隊と同じく、現代の軍楽隊の任務は「儀礼時礼奏」「慰問・広報」などが主ですが、軍のイベントに行けば超人気アイドルに会えるというのは、当然ものすごい目玉コンテンツになるわけですね。

 ユンホ(ユノ)の他に、SUPER JUNIORのソンミン、JYJのキム・ジェジュンなども軍楽隊に所属していたアイドル。彼ら自身にとっても、軍属期間中にメディアに全く姿を現さなければ人気は落ちますし、最悪の場合忘れられてしまう危険性もありますが、こうして人前に姿を現し続けられる上、それまで無かった一面を見せることもできるとあれば、あとに続く者が増えるのも当然といえるでしょう。

 

littleprincesfox.hatenablog.com

K-POP は韓国人にとって、国境を越えて発信できる、手軽な社会文化的通貨です」ウェルズリー大学政治科学教授キャサリン・H・S・ムン氏は説明する。「北の国境地帯では敵国に対して突きつける武器として使われ、韓国国内や友人、ファンのあいだではポジティブな絆をつくるツールになるわけです」 

 

 軍もアイドル自身もいいことばかりで、まさにWin-Winの関係。

 なんと、こうした軍のイベントを見に行くツアーなども存在するようです。日本にも人気ですからね。

 

 日本には軍隊はないですし、徴兵制度自体が身近なものではありませんが、韓国でのこの軍楽隊人気、吹奏楽愛好家としては非常に興味深く思いました。