くわだてありき

田橋るう(たばし るう)です。吹奏楽とかアトマネとか高架下とかのはなしをしてます。

音楽堂これくしょん やなか音楽ホール

 西日暮里の駅に降り立ったら、JR出口もしくは「出口1」から出ましょう。日暮里・舎人ライナーをご利用の方は、高架の向こう側へ歩くことになるので、5分ほど時間に余裕を。公園(西日暮里公園)のある方へてくてく歩きます。一本道なので気がらくです。

 いま歩いている通りは、「道灌山通り」というそうです。途中には難関校として有名な開成高校があったりします。最近整備し直したのか、おおきな通りの両側には、昔からの商店と、あたらしい感じの建物が混在しており、独特の雰囲気です。

 不忍通りの看板が出てくるあたりまで来たら、左手に「谷中 よみせ通り」の大きなアーチ看板がみえるはず。(ここは今度、日を改めてじっくり散策したいものです…)その看板のすぐ真下にあるコンクリート打ちっ放しのクールな建物が、本日お伺いした「やなか音楽ホール」です。

 

 館内も基本的には外観同様コンクリートの無機質な表情を生かした、すっとしたつくり。ただし床面はフローリングなので、適度に温かみもあり、音響効果にも良い影響をおよぼしているよう。こういう雰囲気、すきです。天井も、この規模のホールとしてはけっこう高めで、開放感を感じられます。

 基本的に椅子はすべて稼働で、公式HPによれば合計100席。ただし、100席置くとかなり座席間のピッチは狭くなる印象でした。ホールへの入り口からすぐのところには階段がかかっています。踊り場は細長く引き伸ばされたようなスペース。(2階、とよんでもいいのか、ちょっと悩むくらいの狭さ)そして折り返して登った先にはステージを上から見下ろせる良い眺めの3階が。奥の方に流しのついたカウンターもあり、飲食付きのイベントにも対応できそうな印象。いろいろな用途、ジャンルの企画をあれこれ想像して胸がふくらみます。

 

 さて、1階にもどってきました。円形の小さめのステージは、奥行きはあまりありません。カルテットがのってちょうどいいくらいの大きさ。ステージ上の照明は埋め込み式なのであまり多機能は期待できなさそうですが、ボリューム絞りには対応しているようで、クラシックのみを扱うならこれで十分でしょう。楽屋からの出ハケは1箇所のみで、ステージドアと呼ぶにはちょっとちいさめ。

 室内楽やピアノ独奏、小アンサンブルには非常に良いホールだと思われます。上のフロアを生かして、ドリンク・軽食付きのイベントでも良いですし、ステージが低めなので入れ替わり立ち代り演奏するアマチュア・ナイトなどにはうってつけでしょう。

 施設は少々古いのか、傷などは見受けられたものの、手入れは行き届いている印象。お手洗いが少ないのと、エントランスが極狭いことを除けば、文句はありません。

 

予約はサイト内(貸しホール)をご確認のほど。まず見学などで伺い、仮予約(書面をFAX?)し、10日以内に来館して本予約。サイトからは予約状況を閲覧できます。

 2016/12月時点では予約を受け付けていないのか、料金などを記載したページが見つかりませんでしたが、こちら様のブログには転記がありました。平日1区分60,000円、休日1区分80,000円とのこと。ピアノはスタインウェイ(B-211)で、調律は1回につき21,600円。

 

 これまで存在を知らなかったのですが、非常に雰囲気の良いホールでした。場所としては荒川区台東区の境目あたりで、山手線・メトロ千代田線のダブルタッグとあれば交通の便はパーフェクト。昼公演のあとはよみせ通りに繰り出す、なんてのも良いですね。