くわだてありき(Bandsearchlightブログ)

吹奏楽(全国大会以外)とかコンサートホールとか高架下とかの話が主です。

音楽堂これくしょん すみだトリフォニーホール(大ホール)

遠そうで近い、総武線のとおる駅、錦糸町。そこから徒歩約5〜7分のところに、すみだトリフォニーホールはあります。

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駅の北口から出ると、大きなロータリーがあります。そこをまっすぐ行った先にある大通りに到達したら、左折し、あとはひたすら直進するだけです。

夏や冬の気候対策として、隣接する商業施設の中を通っていくルートもありますが、営業時間と迷子にだけは十分ご注意を。

ちなみに初見の方がよく迷うのはおそらく「いつ階段をあがったらいいの?」問題かと思います。まっすぐ歩いている間にいくつか見られる2F通路への階段ですが、どのタイミングでのぼってもあまり違いはありません。むしろ下をずっと歩いていると、いつのまにかホール入り口をスルーしていることもありますので、階段はのぼれるタイミングでのぼるのが吉、でしょう。

 

入り口を抜けると、非常に広い吹き抜けがあります。開放感がある反面、床面積自体はあまり多くありません。約1800席の大ホールとしては、案外ロビーは広くありません。 

 

座席の形状は、オーソドックスな長方形で、3階席まであります。2・3階の左右バルコニー席はすべて1列のみ。オペラシティ@新宿も同様の形状ですが、すみだにはパイプオルガンがあるためP席はありません。ステージが意外と高いので、1階席は音が頭の上を通り抜けていく感覚が少しあります。

パイプオルガンはドイツ・イェームリッヒ社によるもので、総パイプ数は4735本、音色は66ストップあります。かなり大きく立派なオルガンですが、まだこのホールでその音色に接したことはないのでした。

1階中央付近や、2階正面席がおすすめなのはもちろんですが(お高いことも当然予想されますので)穴場は左右の2・3階席の前方。見切れが多少あるかもしれませんが、サウンドの臨場感はS席クラスです。

https://www.triphony.com/seat/

 

 

こちらは3階右側通路からの眺め。床は平らですが、壁面のデザインが垂直ではないため、なんだか不思議な感覚に陥ります。

 

ホール3階の天井は、ホール内部と同じレベルくらいまで高く設定されていて、回廊のような、一種荘厳な雰囲気を感じます。全体的に見てすみだトリフォニーホールは、縦の空間の生かし方に特徴のあるホールだと言えるかもしれません。

 

道路に面した部分はガラス張りのこれまた吹き抜けで、この下あたりには休憩時間になると、椅子が沢山並べられ、座る場所が多く作られていました。

 

小ホールも良いホールなのですが、そのお話はまたの機会に。